出来事の意味は自分で決める

「目の前の出来事に良いも悪いもなく、意味を決めるのは自分自身。
この先にどんな最高の未来が待っているのかしら!と思考することで、本当に未来がひらけていく」

取材先の方からそんな話を聞いて、半信半疑で実践し始め、今では本当にそれを聞いておいてよかった!と感じています。

先日、物置の掃除をしていたときに、上の方の棚に置いてあった医薬品が入った箱を取り出そうとしたら、思いっきり手元が狂って中身をぶちまけるという出来事があったんですよ。

以前の私なら、「なんだよ!せっかく掃除しようとしたのに損したじゃん!!」「余計に散らかってイラつくわ!」という感情が湧いてきて、さらにそこから「やっぱり私は片付けが向いていない」「そもそも親も片付けられなかったし、そのせいで私もできないんだ」「片付けがしにくいのはこの家のせいじゃん!」「家族も片付けるべきじゃん!」などといった他責の思考回路に思い切り突入していたと思います。

しかし箱の中身をぶちまけた日にはすでに「目の前の出来事に良いも悪いもなく、意味を決めるのは自分自身」という言葉が腑に落ちていたので、その瞬間に気持ちを切り替え「この先にどんな最高の未来が待っているのかしら!」とときめくことを選択してみました。

結果、ぶちまけた医薬品を一つひとつ丁寧に拾い上げ、ジャンル別に整理し直すと、3分の1程度がいらないもの・期限切れのものであることがわかり、処分してスッキリ。またこれから買おうと思っていたのど飴の買い置きがあることにも気づけて、余計な出費をせずに済みました。その後も物置を開けて整理された箱を見るたび「あの時片付けてよかった」「医薬品が必要になった時もさっと取り出せるだろうな」という安堵感を得ています。

これが、以前の私の思考回路であれば、ぶちまけた医薬品を箱に雑に詰めて元に戻し、「今日も片付けができなかった」と余計にイライラし、のど飴をダブり買いして余計な出費をし、のちに医薬品箱からのど飴を見つけて自分に落胆し、箱の中のものを探したいのにぐちゃぐちゃになっている状態で見つからずさらにイライラし、時間を無駄にしていたかもしれません。

一見ネガティブな出来事こそ、「目の前の出来事に良いも悪いもなく、意味を決めるのは自分自身」「この先にどんな最高の未来が待っているのかしら!」と思い出すことで、得することは多いと感じています。変態的に思えるかもしれませんが、私は結構これで救われているので、よかったら意識してみてください。