掃除・片付けがイヤなら「部屋もみ」でいいかも。

昨日は強風で、植木鉢が倒れて土が散らばったので、ベランダ掃除をしました。
当たり前だけど、家がきれいになると、そのぶん自分もすっきりしますね。

掃除や片付けは「やればいいとわかってはいるけど、できない」という人が多いと思います。それは「面倒くさい」「大変」「捨てられない」「自分は苦手」とか「やるなら完璧にやらないと」「できない自分はダメ」などというマイナスの思い込みやどこかからの刷り込みがあるからだと思います。

でも掃除や片付けは本来は、単に「自分が快適になるためのケア」なんですよね。

なのでやったほうがいいのですが、別にインスタにアップされてるような素敵なお部屋を目指す必要はないと思います。

体が快適になるためにマッサージをしたり、心が快適になるために悩みを友達に話したりするように、部屋も快適になるために部屋のマッサージ=「部屋もみ」をするくらいの感覚で、その時の自分が快適になるよう、無理のないアクションを起こせばいいのではないでしょうか。

私はもともと小さいころから掃除や片付けが好き(下手なりに)でしたが、それをするたびに「部屋のマッサージみたい」と感じていました。快適な生活をじゃまする不用品やホコリを取ると、その空間の流れが良くなり、部屋が喜んでいる感覚があり、そこにいる自分も気持ちよくなるからです。

体や心と一緒で、うすうす不快に感じているところを放置していると、その部分は凝り固まって、不具合につながっていきます。そうならないように、不快に感じる部分に無理のない範囲でアプローチしていくことで、その部分がほぐれ、いい具合になっていくと思います。

このアプローチはやりすぎもダメで、私も一時は人目を気にして片付けに気合いを入れすぎて、表から見えないように収納にぎゅうぎゅうに詰め込んだり、見栄えを気にして使いにくい配置にしたりしていましたが、やっぱり疲れてしまいました。

そこで「部屋もみ」程度を意識し、あくまでその時の自分が快適になるように、掃いたり拭いたり、ものをどけるようにしたら気が楽になりました。今も「完璧にやらなくてもいい」「少しでもやらないよりはいい」「自分が気になる部分だけやればいい」という意識で継続してますが、以前よりむしろ暮らしやすくなったように感じています。

ちなみに片付けられない親御さんへの怒りがある方もおられると思いますが、「なぜ片付けないの!」と気持ちをぶつけると親御さんもかたくなになり、余計に片付けに手をつけられなくなると思います。

そんなときは「お母さん、肩もみしようか」の感覚で、「お母さん、部屋もみしようか」と親孝行な方向で気楽に誘導すれば「あらそう?」と受け入れてくれそうです(私もその方向で少しずつやっています)。

今後も「部屋もみ」感覚で、気楽に、できる範囲で空間をきれいにしていきたいと思います。

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